2006年GWより。日常生活を徒然と。
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行ってきました、響宴!
考えてみれば演奏会に行くこと事体が、とても久しぶり。
特に今回は震災後に聴きに行った初の演奏会だったので、
(職場のロビーコンサート除く)
元気をもらいました。
21世紀の吹奏楽「響宴」。
震災の影響を受け、3月21日より6月25日に延期になった演奏会。
複数の団体が参加する上、被災地である福福島県立磐城高等学校、
震災復興に勤しんだ陸上自衛隊中央音楽隊も参加。
震災の影響で開催出来なくなった演奏会をたくさん知っているので、
無事開催できたこと事体が、なんだか感慨深かった。
さて、感想。
演奏について。
1:福島県立磐城高等学校
被災地した中、必死に来てくれたということだけで、もう、感動。
指揮者入場の際、スタンディングオベーションをしよう!
という試みがあったらしいけど、
2階席で立ったのは2〜3名だったなあ。
(1階席中央数列は総立ち)
様々な学校行事の中で予定を組み替えて練習をし、
参加するということを考えると、本当にその大変さは半端無かったと思う。
本来なら新入部員を教えつつ、コンクールのことを考える時期だからね。
3曲共に、決して難易度の低いものではない。
その中で、一つの音楽を成り立たせたことがすごい。
欲を言えば、音の立ち上がりが遅く、鳴り始めが良くなかったのが気になった。
(演奏じゃないけど、終わった後に舞台のに駆け寄って指揮者に何か渡してた
ひとがいたけど、舞台の真ん前で写真撮ってなかった?
アマチュアの演奏会とはいえ、学生達の前でマナー違反はまずかろう。
写真が欲しければ、きっとバンドジャーナルあたりに載るよ。)
2:川口市・アンサンブル・リベルテ吹奏楽団
この団体のことになると辛口の批評しか書けなくなるわたし(笑)
昨年のコンクールは西関東大会止まりとなってしまったリベルテ。
今年はどんなに力を入れているのかと思いきや、音がまったく飛んでいない・・・。
一曲目の作曲者だった石毛里佳さんのレパートリーは
何度か演奏しているはずだけれど、
正直過去の演奏の中で最もお粗末な曲に聴こえてしまった。
この曲は特に、Trp. Cl. Hr.が響かなかったなぁ。
ごっちゃりしたものになっていた。
この曲と二曲目の酒井格さんの曲は、今のリベルテで演奏は向いていない、
というか難しいのではないのだろうか。
シンプルな曲ほど、鳴っていないのがわかってしまうもの。
残念ながら感動は出来なかったなぁ。
天野さんの曲は、静と動のコントラストがおもしろいはずなのに、
それを理解して吹けていたとは思えなかった。
総評。
まとまりがない。
音が飛んでこない。
ハーモニーが鳴っていない。
その分、音のレンジが変わって聴こえない。
Trp. Cl. Hr.は目立ち易い楽器だから、まずはここから揃えていかないと。
まとまりを感じられたのは、Fl. Trb, Euph.くらいだろうか。
あとね、個人的に舞台上でチューングをするのは好まないんですが、
1〜2曲目、2〜3曲目の曲間でチューニングをするのはドン引きしたなぁ・・・
今年のコンクール、大丈夫だろうか・・・
3;中央大学学友会文化連盟音楽研究会吹奏楽部
江原さんの今回の曲、以前聴いたんだっけか。。。
クラリネット協奏曲。
この団体で普段指揮を務める先生がソリストだったようで、
息の合った演奏。
江原さんの曲は、現代なのに親しみ易いところが良い。
本人が現代音楽からロックまで範囲が広いひとだから成せることか。
この1曲目、2曲目の井澗さん、3曲目の建部さんの曲は
どれも曲調がまるで違うのですが、
荒々しいながらもその特徴をうまく演奏しきっていた所が良かった。
(建部さんの曲の最中、地震が来たような・・・)
4:川越奏和奏友会吹奏楽団
指揮の佐藤正人さん、震災後に倒れてしまったらしいと噂で聴きました。
が、その影響をみじんも感じさせない演奏。
1曲目、人数を絞ったからか、精度が高かった。
中橋さんのこの曲、以前にも聴いているのだけれど、
その時はシエナかどっかのプロがやったハズですが、勢いはそれに劣らなかった。
これはもちろんソリストの力が大きいのでしょうけれど、
その力強い演奏を殺さず着いて行ったことが、評価できるのでは。
2曲目の金山さんは落ち着いた演奏。
3曲目の広瀬さんの、これは曲が良かったのかもしれないけれど、
華やかさには欠けたけれど音がしっかり調和して飛んで来たのが良かった。
コンクールと二足わらじだったはずなのに、全体的にまとまっていたのは流石。
ただ、聴いててわくわくしないのは、型にはまった演奏になってしまい、
本人達の持ち味が生かしきれてない気も。
まぁ、響宴の主旨そのものが、吹奏楽の新作のお披露目なので、
ハメは外せないのでしょうが・・・
リミットの外れた演奏を聴いてみたいもんです。
5:陸上自衛隊中央音楽隊
言うまでもないでしょう。
良かった。
これぞ、吹奏楽!といった感じ。
敢えて書いてみよう。
1曲目、椎葉さんの作品。
マーチだったのですが、この団体以上にマーチの持ち味が出せる団体は、
日本にはいないと思います。
正直。曲は普通だったのですが、休憩後、一気に引き寄せられましたねぇ。
2曲目、飯島さんの作品。
命をテーマにした重い曲ですが、見事に吹きこなしてました。
きらびやかなサウンドを持つ中音、
この曲はきらびやかでは決して無いのだけれど、
後半のコラール部分をただ吹いているだけで、音が光っていた。
3曲目、真島さんの作品。
真島節炸裂の中で、この曲ならではの持ち味がよく伝わってきましたねぇ。
沖縄の打楽器との調和が見事。
今まで真島さんとのコラボは幾度も聴いたけれど、
その中でもかなり良い感じでした。
たった3人のラッパのバンダ、その効果も演奏も絶妙。
響宴そのものは、好きです。
ここんとこ毎年聴きに行っているし。
ただね、長いよね。
より多くの作品を披露してくれるのはすごく嬉しい、が、
全て聴かないひとがどれだけいるか。
全てまともに聴いたあとの疲労感といったら、もう・・・
しかも、全作品、濃いからねぇ。
休憩を挿むとはいえ、4時間弱聴くのはけっこう大変っすね。
ま、それを覚悟でいくのですが。
今日が日曜日でよかった(笑)
これからコンクールに向けて、各団体がどう磨きをかけて行くのか。
楽しみです。
考えてみれば演奏会に行くこと事体が、とても久しぶり。
特に今回は震災後に聴きに行った初の演奏会だったので、
(職場のロビーコンサート除く)
元気をもらいました。
21世紀の吹奏楽「響宴」。
震災の影響を受け、3月21日より6月25日に延期になった演奏会。
複数の団体が参加する上、被災地である福福島県立磐城高等学校、
震災復興に勤しんだ陸上自衛隊中央音楽隊も参加。
震災の影響で開催出来なくなった演奏会をたくさん知っているので、
無事開催できたこと事体が、なんだか感慨深かった。
さて、感想。
演奏について。
1:福島県立磐城高等学校
被災地した中、必死に来てくれたということだけで、もう、感動。
指揮者入場の際、スタンディングオベーションをしよう!
という試みがあったらしいけど、
2階席で立ったのは2〜3名だったなあ。
(1階席中央数列は総立ち)
様々な学校行事の中で予定を組み替えて練習をし、
参加するということを考えると、本当にその大変さは半端無かったと思う。
本来なら新入部員を教えつつ、コンクールのことを考える時期だからね。
3曲共に、決して難易度の低いものではない。
その中で、一つの音楽を成り立たせたことがすごい。
欲を言えば、音の立ち上がりが遅く、鳴り始めが良くなかったのが気になった。
(演奏じゃないけど、終わった後に舞台のに駆け寄って指揮者に何か渡してた
ひとがいたけど、舞台の真ん前で写真撮ってなかった?
アマチュアの演奏会とはいえ、学生達の前でマナー違反はまずかろう。
写真が欲しければ、きっとバンドジャーナルあたりに載るよ。)
2:川口市・アンサンブル・リベルテ吹奏楽団
この団体のことになると辛口の批評しか書けなくなるわたし(笑)
昨年のコンクールは西関東大会止まりとなってしまったリベルテ。
今年はどんなに力を入れているのかと思いきや、音がまったく飛んでいない・・・。
一曲目の作曲者だった石毛里佳さんのレパートリーは
何度か演奏しているはずだけれど、
正直過去の演奏の中で最もお粗末な曲に聴こえてしまった。
この曲は特に、Trp. Cl. Hr.が響かなかったなぁ。
ごっちゃりしたものになっていた。
この曲と二曲目の酒井格さんの曲は、今のリベルテで演奏は向いていない、
というか難しいのではないのだろうか。
シンプルな曲ほど、鳴っていないのがわかってしまうもの。
残念ながら感動は出来なかったなぁ。
天野さんの曲は、静と動のコントラストがおもしろいはずなのに、
それを理解して吹けていたとは思えなかった。
総評。
まとまりがない。
音が飛んでこない。
ハーモニーが鳴っていない。
その分、音のレンジが変わって聴こえない。
Trp. Cl. Hr.は目立ち易い楽器だから、まずはここから揃えていかないと。
まとまりを感じられたのは、Fl. Trb, Euph.くらいだろうか。
あとね、個人的に舞台上でチューングをするのは好まないんですが、
1〜2曲目、2〜3曲目の曲間でチューニングをするのはドン引きしたなぁ・・・
今年のコンクール、大丈夫だろうか・・・
3;中央大学学友会文化連盟音楽研究会吹奏楽部
江原さんの今回の曲、以前聴いたんだっけか。。。
クラリネット協奏曲。
この団体で普段指揮を務める先生がソリストだったようで、
息の合った演奏。
江原さんの曲は、現代なのに親しみ易いところが良い。
本人が現代音楽からロックまで範囲が広いひとだから成せることか。
この1曲目、2曲目の井澗さん、3曲目の建部さんの曲は
どれも曲調がまるで違うのですが、
荒々しいながらもその特徴をうまく演奏しきっていた所が良かった。
(建部さんの曲の最中、地震が来たような・・・)
4:川越奏和奏友会吹奏楽団
指揮の佐藤正人さん、震災後に倒れてしまったらしいと噂で聴きました。
が、その影響をみじんも感じさせない演奏。
1曲目、人数を絞ったからか、精度が高かった。
中橋さんのこの曲、以前にも聴いているのだけれど、
その時はシエナかどっかのプロがやったハズですが、勢いはそれに劣らなかった。
これはもちろんソリストの力が大きいのでしょうけれど、
その力強い演奏を殺さず着いて行ったことが、評価できるのでは。
2曲目の金山さんは落ち着いた演奏。
3曲目の広瀬さんの、これは曲が良かったのかもしれないけれど、
華やかさには欠けたけれど音がしっかり調和して飛んで来たのが良かった。
コンクールと二足わらじだったはずなのに、全体的にまとまっていたのは流石。
ただ、聴いててわくわくしないのは、型にはまった演奏になってしまい、
本人達の持ち味が生かしきれてない気も。
まぁ、響宴の主旨そのものが、吹奏楽の新作のお披露目なので、
ハメは外せないのでしょうが・・・
リミットの外れた演奏を聴いてみたいもんです。
5:陸上自衛隊中央音楽隊
言うまでもないでしょう。
良かった。
これぞ、吹奏楽!といった感じ。
敢えて書いてみよう。
1曲目、椎葉さんの作品。
マーチだったのですが、この団体以上にマーチの持ち味が出せる団体は、
日本にはいないと思います。
正直。曲は普通だったのですが、休憩後、一気に引き寄せられましたねぇ。
2曲目、飯島さんの作品。
命をテーマにした重い曲ですが、見事に吹きこなしてました。
きらびやかなサウンドを持つ中音、
この曲はきらびやかでは決して無いのだけれど、
後半のコラール部分をただ吹いているだけで、音が光っていた。
3曲目、真島さんの作品。
真島節炸裂の中で、この曲ならではの持ち味がよく伝わってきましたねぇ。
沖縄の打楽器との調和が見事。
今まで真島さんとのコラボは幾度も聴いたけれど、
その中でもかなり良い感じでした。
たった3人のラッパのバンダ、その効果も演奏も絶妙。
響宴そのものは、好きです。
ここんとこ毎年聴きに行っているし。
ただね、長いよね。
より多くの作品を披露してくれるのはすごく嬉しい、が、
全て聴かないひとがどれだけいるか。
全てまともに聴いたあとの疲労感といったら、もう・・・
しかも、全作品、濃いからねぇ。
休憩を挿むとはいえ、4時間弱聴くのはけっこう大変っすね。
ま、それを覚悟でいくのですが。
今日が日曜日でよかった(笑)
これからコンクールに向けて、各団体がどう磨きをかけて行くのか。
楽しみです。
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