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2006年GWより。日常生活を徒然と。
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今回からカテゴリーに”レビュー”を追加しました。
あーだこーだ言う事が多い私ですのでね(^ω^;)
私の完全なる私見、というか率直なる感想です。
他の人が見たら違う評価でも、自分で感じたことを書いていこうと思います。


そんなわけで、一昨日、ラーメンを食べたあとは豊洲で映画を見ました。
題目は『借りぐらしのアリエッティ』。
スタジオジブリ最新作ですね。
今回の映画は監督が宮崎駿氏ではなく、新人?米林氏が担当でした。
ゲド戦記と違って、今回は宮崎駿氏も企画・脚本として関わっているようです。

で、感想。
まず、良い点。
従来の映画が2時間であるのに対し、今回の映画は少々短め。
それでも、その量を感じさせない、見事なクオリティーでした!
小人と人間の世界の違いが興味深かったですねー。
水滴ひとつとっても、その出方が違う。
ポットからティーカップにお茶を注ぐときも、本当に一滴たぽっとでてきました。
角砂糖も、人間から見たら小さな砂くらいのサイズの集まりだけど、小人から見ればその粒がはっきりわかる。
そういうポイントポイントがおぉっと引きつけさせてくれました。

もう一息(?)だと思った点。
ハルさんの表情がめちゃくちゃリアル(笑)
それはもちろん良い点なんですが、それ以外の人の顔がきれいすぎました。
これはゲド戦記の時にも感じたことですが、キャラクターの表情が基本的に薄い。
例えば、今までのジブリ映画だと、『となりのトトロ』のかわいい子供キャラであるメイが泣く時の表情や二カっと笑った顔。
『耳をすませば』の雫やせいじくん、杉村(笑)の初々しい表情。
『ハウルの動く城』の魔女の毒々しい面持ち。
そういう、キャラクターの持つ表情の”味”が薄かった気がします。
また、それに伴って思わず笑ってしまうようなシーンやホッとできるシーンの切り替わり、緊張感に今ひとつ変化が見られませんでした。
ジブリ作品である限り駿監督と比べられるのは必須なのではっきり言うと、やっぱり駿監督の作品はそういう”間”みたいなのが絶妙。
”静”と”動”の切り替わりですね。

人間と小人の世界観の差も、もう少し書けたんじゃないかなーと思います。
家のデザインも日本だか東洋だか、いまいち中途半端な感じ。
『風の谷のナウシカ』の、架空の世界。
『千と千尋の神隠し』の、和風な感じ。おばけも日本の価値観。
『天空の城 ラピュタ』の、欧州風な町並みとラピュタのコラボレーション。
巨神兵がビーム出しても、ドーラ一家が乗り物に乗っても見事に世界観にマッチしていた。
それに比べ、アリエッティはモネが頑張って日本庭園を描いたものを見ているような感覚を覚えたり(それらしい気はするが、どことなく日本の雰囲気ではない)、音楽の不思議な世界が繰り広げられていたとおもうのですが、舞台は日本だよねぇ?
結局、そういった意味で統一感が無かったと思います。
アリエッティ家族の顔が西洋顔だったり、スピラが原始人ぽかったり、そのへんは”そういうもんなんだなぁ”と納得できるけれど、日本という環境ははっきりあらわして欲しかったと思います。

でもですね。
正直言って、ここ近年のジブリ映画の中では最も好きです。
ストーリー自体が楽しかった。
観点も面白かった。
随所に見られる”ジブリらしさ”に、うきうきしました。
ゲド戦記、ハウルより好きです、個人的に。
ポニョより好きかも。

あとはなー、最近のジブリアニメにありがちの、少年の声をどうにかしてほしい・・・
『千と千尋の神隠し』のハク、『ハウルの動く城』のハウル、今回の翔。
妙に紳士的というか、しゃべりかたがあまり好きではないのですヨw
普通に考えて、そんな男の子は滅多に居ないしねぇ。




ところでわざわざ豊洲に行ったのは『劇場版 東のエデン』でこの映画館を訪れて以来すっかり気に入ってしまったから。
ララポート内に映画館はあるのですが、大きな駐車場があり、ハンズあり、そして映画鑑賞に関しては席が今時のぱたぱた折れるのではなく、固定の席!
すごく良い感じなんです。お手洗いも(笑)
わざわざ豊洲で見る価値あり、デス(^ω^)☆
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わたしのこと
HN:
あじゃみ
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/10/21
職業:
専業主婦
趣味:
音楽関係
自己紹介:
音大作曲科卒。
某大学で事務職に就いた後、
2012年4月より専業主婦に。
8月に出産予定!

たまに編曲してますよ〜。
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