2006年GWより。日常生活を徒然と。
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今日は久々に寝坊をしましたー。
まぁ言ってみれば、2度寝ですか?
しかし今日は良い天気!
私はマンションの7階に住んでますが、家の前のグラウンドの木々がもこもこしてるのがよーっく見えます☆

夏に向かっているんだなぁ。
さてさて、ショスタコ5番4楽章について、調べた本からの抜粋、スコアに載っていたこと、個人的な見解などを書いていきたいと思います。
まぁ言ってみれば、2度寝ですか?
しかし今日は良い天気!
私はマンションの7階に住んでますが、家の前のグラウンドの木々がもこもこしてるのがよーっく見えます☆
夏に向かっているんだなぁ。
さてさて、ショスタコ5番4楽章について、調べた本からの抜粋、スコアに載っていたこと、個人的な見解などを書いていきたいと思います。
さてさて、ショスタコ5番4楽章について、調べた本からの抜粋、スコアに載っていたこと、個人的な見解などを書いていきたいと思います。
<創作者としての意見>と題する論文の中で、この曲についてショスタコ本人は
「わたしの交響曲の主題は人間の変転であり、完成である。
それというのも、わたしが作曲の中心に据えたのは、人間そのもの、
あらゆる感情あらゆる悲哀をもつ人間だからである。
この交響曲のフィナーレは、数々の緊迫した悲劇的なエピソードに
一つの楽観的な解決をもたらしている」
と述べています。
また、ある本には「ドラマの楽天的な結末。彼の論理的帰結とまでは言えぬとしても、少なくとも一般民の願いがこめられていると言えよう」とあります。
ショスタコを演奏するにあたって、これらの曲に対する思い、彼が伝えたかった願いを感じ取る事が、前提なのだと思う。ある意味宗教的、というか。。
細部を見てみます。練習番号はオーケストラスコアにあるものを参照下さい。
(吹奏楽スコアだと、□で囲ってあるものです。)
■97(第四楽章冒頭):弦楽器、鍵盤楽器を除く全ての楽器がtuttiになっています。
D mollの冒頭なのでDが最も聞こえるべきなのだろうけれど、Tp.1stの吹くFが最も抜けやすいと思う。
バランスが大切。
Timp.が一小節間でp→ffとなっている事から、一番の盛り上げ役となるべきかと。
Tp.+Tb.+Tub.の主題は、この4楽章全てに通ずる主題となる。
伴奏はTimp.のみ、ファンファーレ的な意味も込められている。
そしてその主題の後、弦楽器&鍵盤楽器も挿入され、tuttiでテーマの終結を表す。
その後の細かい動きは主題とは対照的。
■98:4楽章最初の刻み。それと旋律のみ。
この補助的なテーマは、一度駆け上がった後、3小節かけて下るという、至ってシンプルな構造。
■100:99から勢いが作られ、上りきったところで低音の主題。
しかし全ては奏されず、旋律は高音へと移る。
■101:Vn.+Vla.の旋律の後、木管高音ならではの緊迫した空気が出てくる。
102でまた弦楽器に移る。
■103:それ以前の複雑な構造から、再びシンプルに戻る。
Fl.によって、この曲の最高音が現れる所。Hr.の伸ばしで緊迫感を。
■104:低音楽器群全体で主題を提示。
高音の刻み、Hr.の伸ばしで更なる緊張感を出す。tuttiの後、105からの弦楽合奏へ移行。
■105:弦楽器に始まり、徐々に管楽器が挿入される。
108の直前まで主題を変奏しつつ繰り返し、108へ。
■108;木管楽器と弦楽器の高音パートが16分音符で高揚感を出しつつ、Tp.による新しい副主題が提示される。
この副主題は全ての音価が4分音符以上で構成されており、シンプルかつ効果的。
■109:高音の動きが、同じ音に統一されつつある。
この音、eは続く110のA durへの準備となる。低音部では、音楽全体の広がりを見せている。
■110:108で提示された副主題を、高音域(先ほどまでeで刻んでいたパート)全体で繰り返される。
ファンファーレのような明るさと、fffの強さが特徴的。
Tp.のオスティナート(メロディー的音型を、同じ声部に、同じ音高で絶えず繰り返す技法。)で飾り、感情を高ぶらせている。
■111:C.Cym.とTam-tamの合図により、いよいよクライマックス到達。
金管低音域より主題が掲示され、それに徐々に対位法的に音楽が重ねられていく。
5小節目では1st.Hr.以外全員が8分音符を刻む。
その後、3rd,4th.Hr.が運命のリズム(?)を提示するも、すぐに抑制される。
■112:再びpへ。低音楽器群の伸ばしの上に、Vn.の不気味な8分音符は、113まで上り続ける。
Hr.は副主題をやわらかに繰り返す。
最後の小節はpppだが、Vn.のみ113へ向けてクレッシェンド。
■113:エピソード部分。
Vn.のoct.での旋律。強弱の起伏が激しいが、115に向かって徐々にデクレッシェンド。
■115:p。ここまで際立った動きの無かったFl.に旋律が行く。
木管楽器の落ち着いた動き。
■116:弦楽器群の合奏。
このVn.の4分音符の動きは121まで続く。所々に主題の変形が、様々な楽器に散りばめられている。
■119:Vn.が第2主題のリズムを分厚く拡大し、趣を全く変えている。
■120:弦低音の強弱の変化が特徴的。Harpに4分音符最後の動きが与えられている。
■121:弦楽器が停止。Timp.+S.D.の上で、Cl.+Fag.の遠くから響くような旋律。
■122:主題が木管で盛り上げられる。久々のクレッシェンド。
■123:Ob.+Cla.、主題の対旋律に役割を変えて、D durの主題への準備を行う。この8分音符は最後まで続く。
■128:盛り上げられた末、ここでff。tuttiだが、Timp.のみ入っていない。
■129:反復部。
■130:高音での響きの中、Tp.のDes durが鳴り響く。高音は、B→H→C→Cisと続く。また、金管群は対照的に下へと音域を広がらせる。
■131:Dへ到達した力強い連打音の中、金管の長調の変奏された主題が鳴り響く。Timp.は徐々に音数を増やし、最後にB.D.と共に終わりへのカウントダウン。最後より3小節前より、最後の伸ばしの方が音域が縮まっており、ここで終結を表す。
てな感じです。長文でごめんなさい!そして、スコア見たままの見解です。
「ここ違うだろう!」って所があったら、教えてください(汗)
あ~、アナリーゼなんて久々にしました。
土曜までに終えられて良かったぁ。。
にしても良い曲。
ぐだぐだ書きましたが、使われている要素は非常に少ない。
この4楽章は、やはり「一曲の中の一部だ」ということを忘れてはいけないと思います。。
今回お世話になった本たち↓
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