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2006年GWより。日常生活を徒然と。
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祖母の事。
一昨日、ミクシィで日記を書き、たくさんの温かいコメントをいただきました。
それから、少しづつ状態が変わって来ています。
重い日記になること、ご了承ください。

祖母の容態がよろしくない。

既に何度も、入退院を繰り返してきている彼女。
一年中入院している時もあったけれど、最近ではずっと自宅療養。
ここ数年、急激に食が細くなる。

85歳という高齢の身で一人暮らしをしているが、健康管理を常に行う人が居ない。
ヘルパーさんも週に2、3度、デイサービスも数度。
食事は常に用意されている環境だが、あっても食べない。
最近では父がほぼ毎日顔を出しに行っていた。
そして、”一人にしていると食べないから”って事で、栄養摂取の為の入院をする。

今回の入院で分かったこと。
食べないのは、”気力が無いから”ではなく、”食道に物が通らない”という事実。

最初は食べ物、今では水もなかなか通らず、一歩間違ってしまえば肺に入ってしまう。
万が一肺に入ってしまったら、生きることはできない。
昨日一昨日より、点滴のみでの栄養摂取が始まった。


我が家では、最近は毎日祖母の事が話題に挙がる。
それだけ容態が急変したという事。
今朝も、その話をしました。

点滴のみで、人はどれだけ生きられるのか。

週末、祖母は”私もあと2,3日の命ね”と笑いながら言ったそうです。
今まではずっと”今年が最後のお正月ね”と笑いながら言っていました。
”そんな事は無いよ”って笑って過ごせるお正月が、ここ数年続いた。

父は”もう長くはない”と言いました。
食道が今以上に広がることは無いだろう、と、笑いながら。

何人もの兄弟の中で、生まれつき誰よりも体が弱かった祖母。
今ではその兄弟も居ないし、旦那も居ない。
若くして公害を患い、ここ数十年は常に酸素吸入器を付けていた。
何度も入退院を繰り返してきた。

いつ亡くなってもおかしくない命だった。
その状態がずっと続いた。
だから、死への覚悟なんてとっくの昔にできていて、
”やり残した事はないわ”って言っている。
それが事実だってわかってるから、祖母も、父も、笑っていられる。
話を聞いた母も、”あの人なら本当にやり残した事は無いのかもしれない”と笑っていました。

ほんの数日前のミクシィで日記を書いていた私なら、「長生きしてね」って言えた。
この時は、”食べる気力が無い”と思っていたから。
でも、今”食べられない”状況を知ってしまったから、そうは言えない。
お見舞いに行ったって、きっと祖母は笑っているんだろうけれど、
私は何を言ったら良いのか分からない。
もうおそらく病院から出ることの出来ない人に、”また散歩しに行こうね”なんて言えない。
ただ、本人が死を前にして笑っている以上、私も悲しい顔をすべきではないのだと思う。


今週、医師から詳細が知らされるみたいです。
祖母の笑っている顔が、早く見たい。
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あじゃみ
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性別:
女性
誕生日:
1984/10/21
職業:
専業主婦
趣味:
音楽関係
自己紹介:
音大作曲科卒。
某大学で事務職に就いた後、
2012年4月より専業主婦に。
8月に出産予定!

たまに編曲してますよ〜。
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